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通信ケーブル

ゲームボーイには、2つのゲームボーイをつなげる通信ケーブルが存在しました。

今では、WiFi通信とかアドホック通信などと呼ばれるいわゆる無線通信(ワイヤレス通信)が主流となっているのですが、昔は、この通信ケーブルを使って友達のゲームボーイとつなげ、対戦などで遊んだのです。

通信中に、通信ケーブルをはずすとソフトがバグり、そのバグを利用した裏技なんてのもありました。
現在の主流携帯ゲーム機では、(大抵の場合)通信中に通信障害が発生しても、後処理が正しく実装されており、致命的なバグにはならないのですが、昔のタイトルは例外時の処理が実装されていないためなのか、ほぼ間違いなくバグが発生してました。

また、ゲームボーイを小型化したゲームボーイポケットやゲームボーイカラーと、初代ゲームボーイでは接続規格(コネクタ)が異なっていたので、それらと通信させるために変換コネクタなんてものも発売されていました。






左写真はゲームボーイ用のコネクタとゲームボーイポケット(カラー)用のコネクタを持つ通信ケーブル。
USBの形状に似ているが、それとは異なる。


上写真の通信ケーブルではゲームボーイとゲームボーイポケット(カラー)とでつなげることができるが、ゲームボーイポケット(カラー)どうしではつなげられない。
このように接続規格が複数存在したため、変換コネクタが存在した。


  変換コネクタ


ゲームボーイ開発者たちは、ゲームボーイに通信機能を付けるか付けないか迷っていたそうです。
結局、通信機能の搭載にかかる費用がそれほど上がらなかったことと、何か面白いゲームができるかもしれないという漠然とした理由で、通信機能を付けるという結論に至ったそうです。

もしこのとき、ゲームボーイに通信機能を付けなかったらポケモンの大ヒットはありえなかったでしょう。
大ヒットどころかポケモンが世の中に誕生していなかったかもしれません。

そう考えると、この通信ケーブルを使った通信機能は世の中に大きな影響を与えたものすごい機能であると思えてきます。

 
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